2010年9月30日木曜日
細川ガラシャ夫人〈上巻〉(新潮文庫)
明智光秀の娘として何不自由なく育てられた玉子は、16になった時、織田信長の命令で細川忠興のもとに嫁ぐこととなった。女性が男性の所有物でしかなく、政略の道具として使われた時代に、玉子は真の人間らしい生き方を求めて行く・・・。実の親子も殺し合う戦国の世にあって、愛と信仰に殉じた細川ガラシャ夫人。その清らかにして熾烈な悲劇の生涯を浮き彫りにした著者初の歴史小説。
■ 著者紹介
三浦綾子(みうら・あやこ):1922年‐99年。旭川生れ。17歳で小学校教員となったが、敗戦後に退職。間もなく肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間の闘病生活。病床でキリスト教に目覚め、1952年受洗。64年朝日新聞の一千万円懸賞小説に『氷点』が入選、以後、旭川を拠点に作家活動。98年旭川に三浦綾子記念文学館が開館。
■ 書籍概要
著者 | 三浦綾子 | |
価格 | 540円(税込) | |
出版社 | 新潮社 | |
発売日 | 1986年3月 | |
ページ | 293 | |
サイズ | 15 x 11 x 1 cm | |
ISBN-10 | 410116214X | |
ISBN-13 | 978-4101162140 |
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