2010年11月10日水曜日
殉教と殉国と信仰と―死者をたたえるのは誰のためか
死者をたたえるのは誰のためなのか?
第1部は、カトリックの殉教者を顕彰する列福式を契機に開催されたシンポジウム記録。死者を顕彰することと信仰との関係について、哲学者・高橋哲哉の問題提起を受け、真宗大谷派僧侶・菱木政晴とカトリック司教・森一弘が、宗教者が戦争へと人々を駆り立てた歴史を踏まえ、殉教と殉国の同型性の根はどこにあるのか、殉教と殉国のない社会は可能かなどを縦横に論じる。
第2部では、シンポジウムでのディスカッションで浮かび上がった諸問題、「命」をどうとらえるか、仏教は平和的か、犠牲と殉教の関係など、より一般的な問題について議論を深める。
■ 著者紹介
高橋哲哉(たかはし・てつや):1956年福島生まれ。哲学者、東京大学大学院教授。
森一弘(もり・かずひろ):1938年横浜生まれ。カトリック司教、財団法人真生会館理事長。
菱木政晴(ひしき・まさはる):1950年金沢生まれ。宗教学者、真宗大谷派僧侶、同朋大学特任教授。
■ 書籍概要
著者 | 高橋哲哉、森一弘、菱木政晴 | |
価格 | 1,680円(税込) | |
出版社 | 白澤社 | |
発売日 | 2010年6月 | |
ページ | 173 | |
サイズ | 19 x 13 x 1.6 cm | |
ISBN-10 | 4768479340 | |
ISBN-13 | 978-4768479346 |
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