2010年11月24日水曜日
治癒神イエスの誕生(ちくま学芸文庫)
人びとが疫病に恐れおののく古代ユダヤ社会。そこでは病人は、神の怒りを招いた罪人として、砂漠の彼方に、すなわち死の世界に追放されていた。
イエスの活動とは、そして原始キリスト教の成立とは、こうした『罪』のメタファから、病人を解放するための闘いの歴史であった。
そうしたイエスの闘いが、いかにアスクレピオスをはじめとする古代の治癒神の地位を脅かし、病人を抑圧していたユダヤ社会の権力機構に挑戦状を突きつけることになったか。そのドラマに迫る。
梅原猛、河合雅雄、作田啓一、谷泰、三木亘とのシンポジウムも収録。多角的な視点から原始キリスト教の謎の数々を解き明かす。
■ 著者紹介
山形孝夫(やまがた・たかお):1932年生まれ。東北大学文学部卒。同大学院博士課程修了。宮城学院女子大学教授、学長を歴任し、現在同大学名誉教授。専攻は宗教人類学。
■ 書籍概要
著者 | 山形孝夫 | |
価格 | 1,155円(税込) | |
出版社 | 筑摩書房 | |
発売日 | 2010年8月9日 | |
ページ | 309 | |
サイズ | 14.8 x 10.6 x 1.6 cm | |
ISBN-10 | 4480093095 | |
ISBN-13 | 978-4480093097 |
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