2010年9月28日火曜日
キリストの勝利(中)―ローマ人の物語39
若き副帝ユリアヌスは、前線での活躍で将兵や民衆の心を掴んでゆく。コンスタンティウスは討伐に向かうが突然病に倒れ、紀元361年、ユリアヌスはついに皇帝となる。登位の後は先帝たちの定めたキリスト教会優遇策を全廃。ローマ帝国をかつて支えた精神の再興を目指し、伝統的な多神教を擁護した。この改革は既得権層から強硬な反対に遭うが、ユリアヌスは改革を次々と断行していくのだった―。
■ 著者紹介
塩野七生(しおの・ななみ):1937年東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により70年度毎日出版文化賞を受賞。82年『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年菊池寛賞、92年よりローマ帝国興亡の歴史を描く「ローマ人の物語」にとりくみ2006年完結。
■ 書籍概要
著者 | 塩野七生 | |
価格 | 380円(税込) | |
出版社 | 新潮社 | |
発売日 | 2010年8月28日 | |
ページ | 179ページ | |
サイズ | 15 x 10.6 x 1.4 cm | |
ISBN-10 | 4101181896 | |
ISBN-13 | 978-4101181899 |
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