2010年9月30日木曜日
海嶺〈下〉(角川文庫)
岩松改め岩吉、久吉、音吉の三人はイギリスの商社ハドソン湾会社の厚意によりロンドンを経て日本への帰途についた。が、その道は険しく幾多の困難と何年にもわたる長い時間の集積でもあった。はやる気持に水をかける遠まわりとも思える航跡。日本で固く禁じられているキリスト教との出会い。そしてついに、五年ぶりに故国を目の前にするが、その日本の仕打ちは・・・。歴史の歯車が大きく動き始めた十九世紀前半の世界を背景に、人間の真実の姿は何かを問う時代巨編、ついに完結!
■ 著者紹介
三浦綾子(みうら・あやこ):1922年‐99年。旭川生れ。17歳で小学校教員となったが、敗戦後に退職。間もなく肺結核と脊椎カリエスを併発して13年間の闘病生活。病床でキリスト教に目覚め、1952年受洗。64年朝日新聞の一千万円懸賞小説に『氷点』が入選、以後、旭川を拠点に作家活動。98年旭川に三浦綾子記念文学館が開館。
■ 書籍概要
著者 | 三浦綾子 | |
価格 | 540円(税込) | |
出版社 | 角川書店 | |
発売日 | 1986年11月 | |
ページ | 356 | |
サイズ | 14.6 x 10.6 x 1.6 cm | |
ISBN-10 | 4041437113 | |
ISBN-13 | 978-4041437117 |
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